児童福祉法改正に伴い、子どもと家庭を支援する新たな取り組みが始まっています。この度、行政と民間機関の連携強化や質の高いこども家庭ソーシャルワークの実現を目指し、日本財団の協力のもと「社会的養育地域支援ネットワーク」(愛称:しゃちネット)が設立されました。
これに伴い、本法人の設立を記念したフォーラムが、9月27日(金)に開催されます。全体会では理事によるクロストークを予定しているほか、改正児童福祉法で新設・拡充された、子どもの居場所や家庭支援の事業を中心に6つの分科会を設け、課題や展望についての議論を行うとのこと。社会的養育に関わる全ての方々にとって、交流し、学び合い、支え合う貴重な機会となります。
子どもにとってより良い社会づくりに向けて、日本財団は多くの方々の当フォーラムへの参加を呼びかけています。
今回の新団体設立とフォーラム開催にあたり、日本財団公益事業部子ども支援チームの高田祐莉氏は、以下のように述べています。
「日本財団は『子ども第三の居場所』事業により、様々な困難を抱える子どもに学習や生活の支援を行う居場所を全国に200拠点以上設置してきた。この成果が実り、今般の改正児童福祉法で居場所事業が制度化されたが、支援の担い手の育成や自治体ごとの取り組み状況の格差などの新たな課題が浮き彫りになっている。今回設立された『社会的養育地域支援ネットワーク』には、支援者同士が実践事例を学び合う研修や行政関係者への情報提供を通じて、子ども支援の質を全国的に高めていくことを期待している。
また、地域で子どもと家庭を支える取り組みは、子どもの居場所のほか、訪問支援やショートステイ、親子関係形成支援など多岐に渡る。いずれも改正児童福祉法により事業が新設されており、担い手の量・質の確保や、実践に基づく事業の不断の改善が求められている。同ネットワークが支援者・研究者・行政関係者の垣根を超えて、より質の高い子どもソーシャルワークを目指して協働する場となることを願っている」
■開催概要
【開催日時】2024年9月27日(金)12:30~17:20 ※ 終了後、交流会あり
【開催場所】日本財団ビル(東京都港区赤坂1-2-2)またはオンライン
※ 駐車場はございません。公共交通機関(電車・バスなど)をご利用ください
【主催】一般社団法人 社会的養育地域支援ネットワーク
【共催】日本財団、認定NPO法人Learning for All
【後援】こども家庭庁(予定)
【申し込み方法】下記ページより申請
https://shachi-net-forum.peatix.com/
【応募期間】申し込み受付中~2024年9月26日(木)17時まで
【参加費】無料
【詳細】 https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2024/08/new_pr_20240827_01.pdf
■お問い合わせ
日本財団 公益事業部 子ども支援チーム
メールアドレス:c3p@ps.nippon-foundation.or.jp